文芸大作的な風格を備えつつ、テンポの良さや見世物娯楽要素もあり。物語の背景として、印刷機の誕生によりメディアが誕生し、それによって形成された民意が権力機構と拮抗するという要素があったのも面白かった。昨今は、権力の監視機能としてのマスコミの役割が問われることも多いので、尚更。
posted at 04:32:59
『ノートルダムの傴僂男』見終わった。ウィリアム・ディターレ監督の1939年版。カジモド役はチャールズ・ロートン。堂々たる大作。大規模なセットやモブを活かしたスペクタクル的な見せ場もあれば、光と影の効果を活かしたホラー的な見せ場もあり。エスメラルダ役のモーリン・オハラも実に綺麗。
posted at 04:22:13